場所も電源も不要! QRコード決済導入がもたらす意外なメリット

キャッシュレス決済の導入は、単に「現金を扱わなくて済む」という利便性だけにとどまりません。場所を選ばずに決済ができる特性を活かし、これまで想定されていなかったシーンでの活用が進んでいます。りそなホールディングスと資本業務提携を結んでいる株式会社デジタルガレージ(※1)のQRコード決済サービス「Cloud Pay」(クラウドペイ)シリーズの顧客サービスの向上と企業側のメリットについて、具体的な事例を交えて紹介します。
※1 詳しくは「株式会社デジタルガレージの持分法適用関連会社化について」をご参照ください

飲食店でのテーブル会計も簡単にできる

QRコード決済の強みは、専用の電源や通信ケーブルを必要とする決済端末が不要で、「QRコードが印刷された紙や画面」があれば、決済が完了する点にあります。そのQRコードの9つの決済サービス(2026年1月現在)を1つのQRコードで利用できるサービスが、デジタルガレージグループが提供するクラウドペイです(『契約・精算を一本化! 裾野が広がるQRコード決済「クラウドペイ」』参照)。

例えば飲食店では、レジに並んで会計をするのではなく、店員がクラウドペイのQRコードを席まで持参する「テーブル会計」での導入が進んでいます。お客さまは座ったまま支払いを済ませて退店できるため、レジ待ちのストレスから解放されます。

他にも、家電などの修理サービスの現場でも重宝されています。ある家電や空調設備の保守・メンテナンスを手掛ける企業の場合、以前は決済専用端末を修理スタッフが持って回っていましたが、通信状況が悪い場所だとスムーズに決済できなかったり、端末の管理コストが高かったりする課題がありました。また、使用していた端末はクレジットカード決済専用でした。他にも現金払いと請求書払いには対応していましたが、お客さまから「QRコード決済は使えないの?」と聞かれることが増えてきたといいます。

そこで端末レス決済サービス「Cloud Pay Neo」(クラウドペイネオ)を導入しました。このサービスはQRコード決済以外にも、多様な決済サービスに対応しています(図参照)。なお、りそなグループではクラウドペイネオを、りそなPayFastというサービス名でりそなグループのお客さまに提供しております(一部決済ブランドはクラウドペイネオと異なります)。

「Cloud Pay Neo(クラウドペイネオ)」の決済手段一覧

修理担当者が業務用のモバイル端末に表示(※2)したクラウドペイネオのQRコードを、お客さまがスマートフォンで読み取ることで、その場で修理代金をキャッシュレスで回収し、サービスを完了させることができます。決済専用端末を持ち歩く必要がないため、機動力が求められる現場と非常に相性が良いのです。また、近年問題となっているクレジットカード情報の漏えいに対しても、企業側でカード情報を取り扱う必要がなく、スキミングなどの不正利用リスクを抑えた安全性の高い仕組みとなっています。
※2 修理金額に応じたQRコードを表示する場合はAPI連携が必要です。

アナログ管理からの脱却

企業側、特に管理部門にとっても導入メリットは明確です。あるスポーツ施設の「ビールの販売員」の事例では、これまで「持ち出したカップの数」と「残ったカップの数」から売り上げを計算するというアナログな管理を行っていました。

しかし、手計算では間違いも発生します。これをクラウドペイに切り替えたことで、「いつ、誰が、いくら決済したか」がデジタル上でリアルタイムに記録されるようになり、精算処理が正確かつ簡単になりました。

意外な使用例も

意外なところでは、大学の部費の徴収に使われたケースもあります。ある大学のラグビー部では、140人もの部員の食費や寮費などの部費徴収を現金で行っていました。会計係に任命された部員の負担も大きいものでしたし、盗難リスクも課題でした。そこで、寮内にQRコードを掲示し、部員がスマートフォンで読み込んで支払う仕組みを導入。「誰がいくら払ったか」が管理画面で即座にわかるため、釣り銭の準備や学生の会計係の負担も激減しました。

また、各種キャッシュレス決済サービスでは、お客さまにポイント還元を行っています。「せっかく払うならポイントを貯めたい」と考えるお客さまがたくさんいますので、学習塾でも「従来の銀行振込に加えて、QRコード決済やクレジットカード決済を提供しよう」とおっしゃるケースがありました。

さらにBtoB(企業間取引)の分野でも利用が拡大しています。トラックの修理部品販売会社では、請求書にQRコードを印字することで、銀行振込だけでなくQRコード決済を選べるようにしました。

導入を検討される企業さまからは「銀行振込手数料と比較して決済手数料が気になる」という声もありますが、入金消込作業が簡単になったり、現金を管理するリスクの軽減などの経費削減効果を考えれば、トータルでのコストパフォーマンスは高いと考えています。

キャッシュレス決済は増加の一途をたどっており、現金を持ち歩かないというお客さまも増えています。そうした方々は、現金のみの店舗を敬遠する傾向もあります。クラウドペイネオ、そして同様のサービスであるりそなPayFastは、販売機会の損失を防ぐだけでなく、業務プロセスそのものを変革するカギとなるサービスではないでしょうか。

* これらのサービスには所定の審査が必要になります。また、本原稿に記載した事例はあくまでも一例となります。

りそなBiz Actionではこれらの資料もご用意しております。ぜひご活用ください。

上記記事は、本文中に特別な断りがない限り、2026年3月19日時点の内容となります。
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