BtoB取引でもネット経由のクレジットカード決済が増えている理由

欧米に比べて現金決済の比率が高いと言われてきた日本ですが、国の政策の後押しやeコマースの増加もあり、クレジットカードに代表されるキャッシュレス決済額は急速に伸びています。対面・店頭での決済だけでなくECサイトを中心とするネット決済もすっかり一般的になりました。こうした傾向は個人のみならず、法人にも着実に浸透してきています。

法人カード利用はなぜ増えているのか?

クレジットカード払いが主流の欧米に比べて、日本人は堅実で現金払いが好きと言われてきましたが、近年はeコマースの台頭に加え、国の政策がキャッシュレス決済を後押ししていることもあり、個人のキャッシュレス決済額は急速に伸びています。キャッシュレス決済には、店頭で決済する対面決済と、ネット上で完結する非対面決済があります。

キャッシュレス決済および比率の推移(2022年)

法人に関してはまだまだ銀行振込や手形決済が多い印象があるかもしれません。しかし、こうした個人のキャッシュレス化の流れは着実に法人の決済にも影響してきており、近年は法人カードを利用した決済需要が増加の傾向にあります。個人同様、各カード会社の利用インセンティブ(ポイントやキックバック)が享受できるだけではなく、取引の浅い顧客に対し、前払い方式(事前入金後の商品提供)に代わる支払い手段として、クレジットカードの特性である、「与信枠の確保(オーソリ)」と「利用後の後払い」が売買両社のニーズにマッチ。eコマースだけでなく、重機のリースや医療品・雑貨に印刷物等の販促物など多岐にわたります。卸販売でも、「法人カードで決済したい」と顧客から要望がくるケースが増えています。

選択肢が増えた、りそなグループの非対面決済商品

多様化したニーズに応えるべく、りそなグループでは、現在ご提供中の非対面決済サービス「りそなPayResort」以外の商品を拡充しています。2022年11月にデジタルガレージと提携し、2023年10月からデジタルガレージ社のベリトランス4Gの取り扱いを開始。法人・個人それぞれの利用シーンに合わせた決済メニューを大幅に拡大しました。従来、クレジットカード決済や銀行振込などには対応していましたが、新たに電子マネー決済、ID決済、キャリア決済など多彩な決済メニューに対応できる体制を構築しました。日本人が使う決済手段は、ほぼすべて網羅していますから、お客さまからどんなご要望が来ても対応可能です。

また、BtoBの非対面取引で直面しがちな課題に対するメニューが充実しているのも、りそなグループの特徴です。

たとえば、前述したように重機のリースで法人カード決済をしたいというご要望がきた場合、決済端末を営業員が携帯して回るのでは不便です。りそなの非対面決済商品では、決済用入力画面を簡単に作成できるほか、「ECサイトを作成する手間をかけるほどの需要がない」という場合にご活用いただけるメールリンク機能(クレジットカードの決済画面を自動生成し、URLをメールで送付する機能)もご用意しています。

メールリンク機能をご活用いただければ、決済端末の用意も不要なら、新たなシステム開発も不要。手軽に低コストで、すぐに非対面決済を導入していただける優れものです。

売り手と買い手、双方の効率化にも寄与

法人カードなど非対面決済を利用すれば、支払う側の企業も事務処理が簡略化されますが、売り手側の企業にとっても効率化のメリットはあります。たとえば、りそなPayResortとセットでご好評をいただいている「消込革命」は、多品種小ロットの商売で誰から振り込まれたか、消し込みをするのが大変、という場合にぜひご活用いただきたいサービスで、自動消込機能をご提供するものです。これは銀行だからご提供できる便利なサービスです。

決済メニューを増やすにあたって、事務作業が煩雑になったり、新たにシステムを構築するなどの負担は避けたいもの。りそなグループの非対面決済商品は、こうしたニーズにしっかりお応えできるよう商品を拡充しています。詳しいご説明をご希望でしたら、お気軽に、お近くのりそなグループにお声がけください。

キャッシュレス決済及び法人決済ツールについて、わかりやすく資料にまとめましたのでこちらもぜひご活用ください。

上記記事は、本文中に特別な断りがない限り、2023年12月8日時点の内容となります。
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