現代社会はDXの導入によって、これまで時間が掛かっていたあらゆる業務が自動化・省力化されています。経理業務においても、デジタルシフトによって事務処理が大幅に効率化されたという話も、あちこちで耳にします。
しかし、実際にデジタルシフトをすることを決めた企業は、どのような課題を持ち、どのようなDXサービスで解決したのでしょうか。
りそな銀行が実際に提供しているサービスを導入したことによって、大きく業務の効率化に成功した事例の一部をご紹介いたします。
定例業務を自動化し、手数料を大幅削減
企業情報:BtoB向けシステム企業
抱えていたお悩み:毎月決まったお客さまからの資金回収業務に多くの時間を費やしている。
定額のシステム利用料の回収に「りそなネット」をご利用いただきました。「りそなネット」は全国の金融機関のネットワークを通じて、お客さまに代わって取引金融機関から口座振替で代金を回収し、指定口座に振込みするサービスです。お客さまは請求明細データをインターネットバンキングで送信するだけで売掛金が自動回収されるため、回収業務にかかる工数が大きく削減されました。また、売上から引かれていた振込手数料はりそなネットの引落手数料に変わり、770円から165円に大幅にコスト削減となりました。
さらに、無料オプションの「請求革命」の導入により、支払口座のWeb登録(ペーパーレス化)やクレジットカード決済機能追加による顧客の利便性向上を図るとともに、顧客情報・契約情報・決済情報までを一元管理することで事務管理コストの削減を実現しました。
決済手段の多様化と業務の削減を両立
企業情報:化学製品の輸出入企業
抱えていたお悩み:輸出入に係る業務のセミナー講習費が現金決済のみであるため決済手段を多様化したい。
セミナー申込み時の支払い方法には、インターネット通販にも使える決済手段である「りそなPayResort」をご利用いただきました。これにより最大5種類の決済方法(銀行振込、クレジットカード、コンビニ、ペイジー、多通貨決済)を1つの管理画面で一括管理が可能になります。
セミナー申込者は、りそな銀行から送られるメールに記載されたURLから「りそなPayResort」に接続し決済情報を入力するだけ。これにより、企業は請求書の発行業務を省略できました。
さらに「消込革命」(有料オプション)を活用することで、銀行振込決済の消込作業を省力化。企業の場合によくあるセミナー参加者と支払名義が違う場合(社長名で登録し会社名で支払うなど)や同姓同名顧客からの振込の際も振込依頼人の特定が容易となり、面倒な消込作業が不要になります。また、未回収先の早期発見、早期督促が可能になり、売掛債権の管理強化につながります。
サービスの利用者にとっては決済手段の多様化および利便性の向上、サービスの提供者にとっては請求業務と入金消込業務の工数削減を実現しました。
人的コスト削減だけじゃないDXの魅力
経理事務の中でも回収業務に関するDX化の事例をご紹介いたしました。
これまでは当たり前のように手作業で行っていた毎月の請求書発行事務や入金確認作業などのルーティンワークは、デジタルを活用したサービスによって削減されています。これは、人的コストの削減だけでなく、ヒューマンエラーによるミスの防止、デジタル化による用紙の削減や資料の保管コスト、検索する時間の削減などの効果もあります。
りそな銀行では経理事務に関する支払・回収・管理業務のこまりごとを解決するサービスを多数ご用意しております。今回ご紹介した事例のように、複数のサービスを組み合わせることでこまりごとを解決できる多様なご提案もできます。
決済業務効率化について、わかりやすく資料にまとめましたのでこちらもぜひご活用ください。